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USB to RS485アダプタを使ったDMX通信

Amazonで販売されているUSBタイプのRS485変換アダプタを入手したので、これを使ってDMX機器を制御してみたいと思います。

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USB to RS485アダプタ (1,800円)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0742HKNHJ

ピン配置

Amazonの販売ページにはターミナルブロックのピン配置を記載した資料(画像)が貼られていますが、なぜか資料によって配置が異なっています🤔。どれが正しいのか実際に確認してみました。

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資料1

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資料2

正しいピン配置
結論からいうと資料1と2、共に間違っていました。正しいピン配置は以下の通りです。

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実際のピン配置

配線

このアダプタを購入した理由として、DMX通信の実験を行うときに端子がむき出しの方が便利かもと思ったからでした。まずは単体でしっかりと動作するか確認する必要があるため、XLR(キャノン)コネクタに変換するためのケーブルを用意します。

手持ちがなかったので、秋葉原の東京ラジオデパート・トモカ電気でオス-メスのXLRケーブルを購入して切断することにしました。こうすることでオスのケーブルとメスのケーブルを用意することができます。(今回はメスの方しか使いません)

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XLRケーブルを真ん中で切断

切断面を処理したあと、ターミナルブロックに線をはさみます。XLR(キャノン/DMX)コネクタ側のピン配置はサウンドハウスさんのページに参考にしてアダプタ側と一致するように結線しました。

XLRピン 割当
1 GND
2 DATA-
3 DATA+

XLRピンがどのケーブルに該当しているかはテスターを当てて確認すると良いでしょう。

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アダプタとケーブルの接続

他にも千石電商ではターミナルブロックで末端処理されたケーブルが販売されているので、こちらを使うのも良いでしょう。

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動作確認

アダプタをUSB端子に差し込むとドライバが自動でインストールされ、何もせずとも認識されました。 (PC側はWindows10を使用)

アダプタのCOM番号を確認して、PC側からDMX信号を送信できるツールを使ってDMX機器に対して制御できることを確認します。今回はムービングヘッドを使って動作することが確認できました。

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USB to RS485アダプタを使ってムービングヘッドを制御している様子